・ランステが見つからなくて遅刻。

・外人のチャンネーに話しかけられ写真撮影。
 
 
こんな美味しいプチハプニングがあったにも関わらず、

「いやぁ、ランステが見つからなくて遅刻しちゃいました!」

「あっ、そうなんすか。」

「外人に話しかけられて、写真撮ってました!」

「へぇ、まじっすか。」

なんて感じで一言で済ましちゃうぼっち達。

話が全く膨らまず、プチハプニング終了。

そのくせ、後でブログではネチネチと掘り下げる。
そんなネット弁慶ぶりを遺憾なく発揮。

***

そんなこんなで、ようやく合同ぼっち練スタート。

僕は前日のブログで

『明日は30キロ走りたいなぁー。』

なんて軽く意思表示してみた。

『30キロ走るぞ!』

でもなければ

『30キロ走ろう!』

でもない。
ほんと控えめに。

東京ラブストーリーで、

「カンチ、セックスしよっ!」

と鈴木保奈美が言ったみたいに

「ボッチ、30キロ走しよっ!」

とストレートに言えればどんなに楽か。

このぼっち心、たまたま居合わせたグローバルボッチは気付いてくれるだろうか。

***

走り始めてすぐに、

「今日は30キロ走るんですか?」

グローバルボッチが聞いてきた。

おお、いきなり食いついてきた!
グローバルボッチもやる気満々じゃんか。

「はい。30キロ走ります!」

僕は元気良く答え、

「そちらさんは?」

と聞いてみた。
 
 
「お付き合いします!」

という答えが返ってくるとばかり思っていた。

しかしその答えは、

「まあ、適当に。」

テ、テ、テキトーにぃぃぃ!?

おいおいおい。

オレの全身から溢れ出るセックスしてーんだよオーラ、もとい、30キロ走りてーんだよオーラが伝わらないってーの?

まあいい。
まだ始まったばかり。
走りながらその気にさせればいいと思った。

題して、

『何もしないからホテル行こう作戦』

だ!

***

その後、会話というか独り言が放てるペースで走るぼっち達。
2周(10キロ)を終えたところで、給水を取った。

「なかなかいい感じっすね。」

なんて話していると、ゴォォォという轟音が響いてきた。
音のする方を振り向くと、両手に20kgのダンベルを持ったランナーが近づいてきた。

何とムキムキボッチだった!

実際は轟音もしないしダンベルも持っていなかったけど、その登場はサプライズだった。

そのムキボッチの第一声は、

「今日遅刻したでしょ。」

あちゃー。
ランステ行く前に会ったぼっちっぽい人は、ムキボッチだった。

ムキボッチは既に僕らよりも1周多く、15キロ走っていた。
かなりのペースで走っているようだ。

「ムキさんはどれ位走るんですか?」

とたずねると、

「今日は30キロいきます!」

とムキボッチ。
全身から漲る、30キロ走りてーんだよオーラ。

はい、チェックメイト。
これでグローバルボッチは詰んだはずだ。
 
 
「ムキさん、僕らゆっくりなんで先に行っちゃって下さい。」

と言うと、

「いやいや折角だから、一緒に走りましょうよ。」

とムキボッチ。

なんて男気に溢れてるの!
惚れてまうやろー!

1分後。
 
 
ムキボッチの姿は僕らの視界から完全に消えていた。
 
 
 
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