いま僕は大田原マラソン、大田原マラソンと騒いでいる。

とはいえ、その翌週に日光ハイウェイマラソンがある事を忘れているわけでない。
忘れてはいないが、考えないようにしている。

2週連続のフルマラソン。
 
 

二兎を追う者は一兎をも得ず。
二股は必ずバレる。
 
 
これは身を持って学んできた。

だから今は大田原の事だけを考えて、日光ハイウェイの事は考えないようにしている。
 
 
しているのだが・・・。
 
 
***

そもそも、フルマラソンの翌週に好き好んでフルマラソンを走るほど酔狂じゃない。

後輩の

「彼女の友だちも応援に来ますんで。」

という、【友だち来る来る詐欺】に引っかかってしまったのだ。
引っかかったお前が悪いと言われれば、何も言い返せないけど。

当の後輩は大田原マラソンは走らず、日光ハイウェイマラソンだけ。

そんな後輩とは、前は週一くらいで一緒に練習していた。

「もう一緒に走りません。」

という突然の別れから、3週間が経った。

最初は冗談だろうと思っていた。
しかし、どうやら本気だったみたいで、あれから一回も一緒に走っていない。
誘いすらもない。

一緒に走らないだけで、会えば話はする。
必然的に日光ハイウェイマラソンの話になる。

「どうっすか?マジメに走ってますか?」

やや上から目線の後輩。

僕は、

「まあまあ走ってるよ。でもやっぱ2週連続はキツイよね。」

と、お前と違って過酷な状況なんだという事をアピールしてみた。

すると後輩は、

「何弱気になってるんすか。らしくないっすよ。狙った獲物は逃がさないくせに。」

と、謎のフォロー。
馬鹿にされてるような気がしなくもない。

「そっちはどうよ?」

と後輩に聞き返すと、

「悪くないですね。一緒に走ってた頃よりはいい感じで走れてます。」

とのこと。

僕が足を引っ張っていたことを、さらりと言ってのけた。
 
 
***

【友だち来る来る詐欺】の被害者だが、泣き寝入りするつもりはない。

「彼女さん、ひとりで応援だと寂しいんじゃないの。友だちも誘うように言ってみたら。」

と提案した。

それは後輩も思ったらしく、何度か彼女に「友だち誘えば。」と言ってみたそうだ。

しかしねぇ。
マラソンに興味無い人が、身内でも彼氏でもない人の応援にわざわざ何時間もかけて来るわけがない。

良い返事はもらえなかったそうだ。

そこで僕は、

「じゃあさ。俺2週連続は厳しいから、彼女さんと一緒に応援にまわるよ。」

と言ってみた。

「いやいや。それじゃ意味ないですよ。僕は勝負したいんです。それに一緒に応援なんて許しません。」

ややムッとしながら後輩は言った。

まあ、確かにそうだな。

『一緒に応援』という言葉に過剰に反応しちゃって、動転したのか真顔でこう続けた。
 
 
「じゃあ僕が彼女と応援するんで、Aさん(胡散臭い後輩でもう一人の被害者)と勝負して下さいよ!」
 
 
いやいや、もっと意味無いっつーの!
 
 
日光ハイウェイマラソンまで、あと1ヵ月。
ズッコケ三人組の行く末やいかに。
 
 
その前に大田原じゃー!
 
 
 
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