件は『くだん』って読んだりする事もあるんだってね。

昔遊んでたチャンネーを『くだんちゃん』って呼ぶと、痛い目に遭うんだってね。

でも僕は『くだんちゃん』なんて呼んだ事ないのに、痛い目に遭ったんだぞバカヤロウコノヤロウメ。
 
 
***

皇居尻練のアフターの時。

どういう流れでそうなったか忘れたけど、こんな話になった。

新婚だった頃、帰宅して着替えるために寝室に入った。
電気を点けると、雪が積もっていた。

え!?
真夏なのに雪?

部屋の中を見まわすと、枕に棒が刺さっていた。

当時、僕らはダブルベッドで寝ていた。
寝るポジションは決まっていた。
僕は左側。
左側の枕に棒が刺さっていたのだ。

何だろうと思って棒を引っこ抜くと、それは包丁だった。
抜くときに羽毛が飛び出た。

雪の正体は羽毛だったのだ。

Yes・No枕の意味は分かるけど、枕に包丁の意味は分からなかった。

「ちょっと、ちょっと、これどういう事。」

包丁を持って台所に行き、たずねた。

返ってきた言葉は、

「己の胸に聞け。」

だった。
 
 
しかし、思い当たる節が無かった。

よくよく話を聞くと、結婚前にちょっとやらかしてしまった事に対しての、怒りだった。
もう何ヶ月も経つし、許してもらったと思ってたのにー。
 
 
***

そんなわけで、タイトルの件。

彼女と距離を置く事になった後輩。
自分磨きと称して、走りまくっているようだ。

「一緒に走りませんか。」

のお誘いが、頻繁に来るようになった。

三連休中も、毎日のように誘われた。
彼女とラブラブだった時は、休日に誘っても絶対に走らなかったのに。

連休最終日と連休明けの昨日、一緒に走った。
昨日で7日連続走っているそうだ。

喋りながら走ったのだが、僕は息が切れてしまった。
後輩は余裕な感じだった。
確実に走力が上がっていた。

「寂しくないの?」

と聞いてみたら、

「こうして走っていれば、寂しくないです。」

後輩は明るく笑った。
 
 
***

走ったあとは、軽く飲んだ。

「今度の大会はなんですか。」

と後輩に聞かれた。

フロストバイトを、KISSの仮装で走る事を話した。
そして、スマホに保存されていた写真を見せた。

笑ってくれるかなぁ。

と思ったら、後輩の顔が曇った。

メイクのあまりの酷さに、笑いどころか怒りを感じたのか。
 
 
「キッスかぁ。あーあ、彼女とキスしてぇなぁ。」

そう言って後輩は、残っていたビールを飲み干した。

僕の白塗りを見て、彼女を思い出してしまったのか。
 
 
 
僕も後輩も、今は頭の中がKISSでいっぱいなんである。
 
 
 
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