ソツケン。

前回のぼっち練では、詳しい事を知らないままやりましょうと言ってみた。
マツケンサンバ位の軽いノリで。

しかし、ものの見事に大失敗。

これじゃあ、イカン、イカン、イカンガー!

って事で、買ったけどろくに読んでなかったこの本でおベンキョーする事に。


 
 
この本によれば、ソツケンはレースの10日前にやるらしい。

1週間前だけど、まあいいか。

ペースは、

サブ3.5だと、
25分⇒24分⇒22分30秒

サブ4だと、
28分⇒27分⇒25分30秒

との事。

前回はキロ5で入ったから、サブ3.5のソツケンだったのか!
サブ3.5のソツケンは時期尚早。

かすみがうらでは、3時間50分切りが目標なので、

26分⇒25分⇒23分30秒

でいく事にした。

さらに、この本にはこう書いてあった。

これがクリアできれば、本番でもレースペースで快走し思ったとおりのタイムでゴールできます。安心して本番に臨んでください。

ほんと!?
信じちゃうよ。

是が非でも卒業しなきゃ!
 
 
***
 
 
ソツケン実施日の土曜日。
前日から降り続く雨は、止まなかった。

一緒にやる予定だったけいすさんと相談し、泣く泣く中止に。
翌日の日曜日は天気が良さそうなので、延期にした。
残念ながら、けいすさんは予定があるとの事。

キクチさんのネゴにも失敗。
ぼっちでのソツケンを覚悟した。

でも。
ひょっとしたら、日曜に皇居を走るチャンネーがたまたまこのブログを読むかも。
やっぱ、黄色い声援があると気合も入るってもんだ。

そんな下心丸出しで、土曜のブログにこんな事を書いた。

明日、9時。
例の場所で

まるで、恋人とのデートの約束みたいに。
 
 
しかし。

まさか、これが地獄からの使者を招く言葉だったとは・・・。

この時は知る由もなかった。 
 
 
余談だが、KISSのデビューアルバムの邦題は『地獄からの使者』である。
 
 
***
 
 
迎えた日曜日。

どうせぼっちだろうと思って、9時ギリギリにラフィネ(ランステ)に到着。

店に入った途端、

「おー、来た来た!」

の声。

声の方をみると、待合スペースに座って不適に笑う男が。

地獄からの使者、ディアボロス試験官だった。

不意打ちを食らった俺は、

「お、おはようございます。」

と返すのが精一杯。

ディアボロス試験官はニヤニヤしながら、隣の椅子を指差した。

椅子の上にはヤッケがあった。

ヤッケ。
オレンジ色のヤッケ。

ま、まさか!
 
 

 
 
***
 
 
俺は動揺を隠し切れなかったが、とりあえず着替える事にした。

『やばいよ、やばいよ、やばいよ!』

着替えている時も、気が気じゃなかった。

更衣室を出ると、ディアボロス試験官の横にはオレンジ色のヤッケを着た男が座っていた。

第2の使者だった。

え!?
なになに!?

先にヤッケを送り込んで、体は後から来たわけ?
 
 
ターミネーターかよ!
 
 
***
 
 
俺は試験会場の『例の場所』に向かった。
ディアボロス試験官とターミネーター試験官に、両サイドをがっちり挟まれて。

チャンネーから黄色い声援を受けるはずの、『例の場所』。

その『例の場所』が近付いてきた。

俺は感じた。
『例の場所』が、ただならぬ雰囲気に包まれている事を。

そこにはある男が立っていた。
  
 
「ま、まさかあの方が来るなんて。」

ディアボロス試験官の声は震えていた。
 
 
「や、やばいよ。」

屈強なターミネーター試験官が恐怖に慄いていた。
 
 
おいおい、あの方って誰だよ!
やばいってどういうことだよ!
 
 
「一体、誰ですのん?」

俺は勇気を出して聞いてみた。
 
 
 
ディアボロス試験官とターミネーター試験官は声を揃えて、静かに答えた。

まるで、これから起こる惨劇を物語るかのように。
 
 
 
「サタン試験官だ。」
 
 

男はこちらの存在に気づき、大きく手を上げゆっくりと振り下ろした。
 
 
大地は割れ、鳥たちが一斉に飛び立った。

 
 
 
続く・・・。
 
 
 
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