1994年3月5日 日本武道館。

この日、夢のカードと呼ばれるプロレスの試合が行われた。

『ジャイアント馬場・スタンハンセン 対 三沢光晴・小橋健太』

ジャイアント馬場に憧れて全日本プロレスに入った、三沢と小橋。
馬場は長年のライバルであるスタンハンセンとタッグを組み、2人を迎えた。

この時のジャイアント馬場は御年56歳。

若さ溢れる三沢、小橋の激しい攻撃に気力で耐える馬場。
それはまるで、弟子たちの成長を喜んでいるようでもあった。

往年のキレは無いが、16文キックも繰り出し対抗した。
 
 
しかし。

三沢は容赦しなかった。
馬場に対し、トップロープからランニング・ネックブリーカー・ドロップを決めた。

そして、フォール。

試合開始から35分11秒。

遂に歴史的瞬間が訪れた。

三沢光晴が、師匠の馬場越えを果たしたのだ。

馬場を倒したランニング・ネックブリーカー・ドロップ。
奇しくもこれは、馬場が考案した技であった。

三沢は泣いた。

馬場が泣いた。

全俺も泣いた。

こうして三沢は、馬場とジャンボ鶴田の後を継ぐ全日本プロレスの絶対的エースとなった。
 
 
***
 
 
男には勝負をしなきゃいけない時がある。
例え負けるとわかっていても。
 
 
昨日。
後輩Aから明日のマッチ要綱が送られてきた。
 
 
●10分前に池袋駅北口集合

早い。
普段の出勤と変わらない。

●試合開始は午前9時

会社の始業ベルが鳴る頃、ゴングも鳴らされる。

●試合は60分間無制限勝負

60分なのに無制限とはこれ如何に。
まあ、60分以内であれば、何回ナニをナニしてもいいわけだ。

●お店の写メ日記でイメトレをしておくこと

当日。
終始目をつぶらなきゃいけない状況もあり得る。
その時に備えて、イメトレをしておけという事か。

●前日の夜は○○禁止。但し湿らす程度はOK

まるで人間ドック!
湿らす程度ってどの程度だ。

●入店時に『ギルガメッシュ』と言うと1000円引き

うーん。
ちょっと恥ずかしいけど言うしかないか。
 
 
 
当初は後輩Aと俺、あと後輩Bも行く予定だった。
しかし、後輩Bは休みが取れなかった。

ちょっとホッとした。

こんな理由で3人も有休を取れる会社ってどうなのよ。
って思ってたからだ。

そんなわけで、明日は後輩Aと俺でタッグを組んで試合に臨む。
 
 
文字通り、相手の胸を借りるつもりでイクー!
 
 
***
 
 
男には勝負をしなきゃいけない時がある。
例え負けるとわかっていても。
 
 
俺はリングに上がる。
 
 
明日9時。
例の場所で。(ってどこよ。)
 
 
白いマットのリングに。

ヌルヌルマットのリングに。

俺は、立つ!

いや。
 
 
寝る!
 
 
 
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