人生の壁にぶつかった時、人は何を思うのか。
そしてそれを乗り越えた時、人はどうなるのか。

シリーズ『イッた瞬間』。

今回は15年ぶりに風俗を訪れたという、都内在住の40代キョンシーにロングインタビューを試みた。

その3回目。

***

‐‐お店はどんなシステムだったのですか。

「システム!
難しい言葉使うねぇ。
前職はSEか何かだろ、このやろう。
コースは30分、60分、90分があったねぇ。
心理的にやっぱ60分を選ぶよね。
この辺り、俺も日本人だなぁって思ったよ。
1億総中流社会ってやつ。
でさ、無制限なのよ。60分間。」

‐‐何が無制限なのでしょうか。

「何が無制限?
もう、わかってるくせに。
60分間何回でもOKなのよ。
でもさ、この歳になるとときめかないよね。
20代の頃ならいざ知らず。
食べ放題とかもそうでしょ。
やっぱさ、1回を大事にしたいわけよ。
まさに、一期一会ってやつかな。」

‐‐ちょっと使い方が間違ってる気がしますが、とにかく1発勝負だったと。

「そういうこと。
量は質を凌駕するかもだけど、俺は1回に賭けたね。
60分間フルで戦おうって。」

‐‐なるほど。対戦相手はどんな方でしたか。

「受付にモニターがあって、そこから対戦相手を選ぶのよ。
ホームページは顔にボカシが入ってたけど、受付はボカシ無しだったね。
ホームページで目ぼしい対戦相手はピックアップしといたのよ。
でもさ、実際ボカシ無しの写真を見たら、あれ、何か違うなぁ。ってなるわけよ。
俺のイマジネーションスキルは多分高いんだろうね。
ボカシ入ってると、深キョンとかイメージしちゃうんだよねぇ。」

‐‐結局ホームページの写真は役に立たなかったと。

「結果的にそうなるかなぁ。
受付で急遽変更を余儀なくされたからね。
受付にいた強面のお兄さんは、どうぞゆっくり選んでください。
なんて言うけど、無言のプレッシャーをビシビシ感じてさ。
こういう緊急事態に人間の本性って出るわけよ。
俺も後輩も3秒位で決めてたね。
で、まあ、ボカシ無しの写真もあんま役に立たねーな。って事になるんだけどね。
まさに、百聞は一見に如かずってやつかな。」
 
 
***
 
 
‐‐ちょっと使い方が間違ってる気がしますが、いよいよ対戦が始まるわけですね。

「写真とちょっとちげーな。
って思ったけど、ゴングは鳴らされたわけよ。
まさにガチンコ勝負。
我チンコ勝負の始まり。」

‐‐どんな攻撃をうけましたか。

「開始早々、なんか玉木宏に似てますねぇ。とか言ってくるわけよ。
ナイスリップサービスって感じで。
その後は容赦ないリップサービスつーか、口撃を受けるんだけどね。
で、最初は水中戦。
向き合って笑顔で話してるんだけどさ、相手の手が色々なところを攻撃してくるわけよ。
泡で中が見えないから、予測不能。
ビクン、ビクンしまくったね。
まさに、濡れ手でアワってやつかな。」

‐‐ちょっと使い方が間違ってる気がしますが、とにかく良かったわけですね。

「そう、良かったの。
しばらくしたら、ちょっと準備しますね。
なんて言って、壁に立てかけてあったマットを降ろしてさ。
ローションを掻き混ぜ始めたんだよね。
いよいよか。
俺は腹を括ったね。
全てを受け入れる覚悟を決めたわけよ。
ここに寝て下さいね。
そう言われて俺はマットの上に寝転んだんだ。
マットの俺。
まさに、まな板の鯉ってやつかな。」

‐‐それは使い方があってますね。
 
 
 
次回は感動(?)のラスト。

(誰かキョンシーがメイク落としてる時の写真を下さい!)
 
 
 
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