今日の朝ラン。

6時30分。
寒さはまだまだ厳しいが、明るくなるのが大分早くなった。

明けない夜は無い。
終わらぬ冬は無い。

と言ったところか。
 
 
やっぱり、

昼はあげもの。

もとい、

春はあけぼの。

ですな。
 
 
***
 
 
バレンタイン30K@駒沢の続き。

20キロまで。
5’02、4’59、5’04、5’12、5’15。

キロ5で30K。
コンプリートできない理由が見つからない!

ってくらい、それまでは順調だった。

定期的に後ろを振り返り、常に気にかけてくれたキクチさん。

15キロか16キロ位だったかなぁ。
それまで無言で振り返っていたのに、遂に声を発した。

「たかしさーん、大丈夫っすかー?」

え?え?
ひょっとして俺、辛そうに見えてるの?

ねーねー。
俺、しんどそうなの?

俺は動揺を悟られないように、

「大丈夫でーーーす!」

声高らかに返事をした。
 
 
その直後。
雨は急に激しくなり、雷まで鳴り始めた。

一体どういこと。
 
 
花火大会のラスト。
なかばヤケクソ気味に、乱れ打つ花火。

まさにそんな感じだった。

俺の余裕の無さを見透かしたかのように、キクチさんは声をかけ雨を降らせたのだろうか。
 
 
18キロで給水を取ると、ジリジリと集団から離されていった。
 
 
***
 
 
25キロまで。
5’16、6’02、5’22、7’36、5’48。

激しい雨と雷は、数分で終わった。
青空が広がり、日差しが照りつけた。

1周ごとに、長い給水を取るようになった。

用意したペットボトルの水が底をついた。
お金はトレセンのロッカーの中だった。

陣地の前には、泉州前なので早めにあがったたまさんがいた。

俺はたまさんに泣きついた。

「たまさーん、喉が渇いて死にそうっす。」

デデデデッデデ~。

「ひゃくごじゅーえーん。」

たまさんは、四次元ポケットから小銭を出してくれた。

俺はその小銭で水を買い、生き返った。

ナイスATM!
たまさんありがとう!

フルマラソンで、持ち物を悩む人は多いと思う。
でも、たまさんを持ってれば安心だね。
 
 
たまさん。
カプセル怪獣みたいに小さくなって、手のひらに乗らないかな。
 
 
 
 

 
 
***
 
 
30キロまで。
7’14、5’48、6’04、5’38、5’21。
 
 
集団からは、すっかりはぐれ刑事純情派。
ひとり旅が続いた。

主催者として、何としても30キロだけはコンプリートしたい。

そんな小さな自尊心だけで、走っていた。

ラスト1キロ。
とっくに走り終わったキクチさんが並走してくれた。

「キクチさん、すんませんでした。」

キクチさんから顔を背けるようにして、言った。
 
 
折角ペーサーしてもらったのに、不甲斐ないやら面目ないやら。

せめて、最後くらいキロ5で。

そう思って精一杯上げてみたが、遠く及ばなかった。
 
 
30キロを知らせるアラームが、静かに鳴った。

それはまるで虫の息のように。
 
 
 
俺のバレンタイン30Kは、こうして終わった。
 
 
***
 
 
今日も読んでいただき、ありがとうございます!
手のりたま。
出かけるときは、忘れずに!


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