淡々と歩を進めるフルマラソン。

だが。
はじめの一歩とおわりの一歩は、どこか特別なような気がする。
 
 
『さあ行くぞ!』

と発奮するはじめの一歩。

『やっと終わりだ。』

と安堵するおわりの一歩。
 
 
『走りきれるかな。』

と不安で迎えるはじめの一歩。

『完走できた!』

と歓喜で迎えるおわりの一歩。
 
 
『絶対PBとってやる!』

決意のはじめの一歩。

『やっぱりダメだった。」

失意のおわりの一歩。
 
 
はじめの一歩があるから、おわりの一歩がある。

おわりの一歩を踏み締める為に、はじめの一歩を踏み出す。
 
 
***
 
 
キロ5チャレンジ。
前半のハーフは追い風の影響もあり、順調だった。

折り返してからの向かい風。
実は、そんなに気にはならなかった。

予想はしていたし、暑かったので風が吹くと涼しくて気持ちが良かった。

21キロめ:5分1秒
22キロめ:5分1秒
23キロめ:5分1秒

見事に1秒ずつこぼれたが、悪くはなかった。

24キロめ:5分14秒

ここからが失速の始まりだった。
この時はまだ、失速しているつもりは無かった。

25キロめ:5分13秒

あれれ?
もしかして、もしかして、俺失速してる?
この辺ではっきりと自覚した。

俺の場合。
自覚した時点で、もう諦めちゃってるんだよね。
 
 
「才能のない奴が、あきらめがよくて、どうするんだ!」
 
 
これは漫画『はじめの一歩』に出てくるセリフだ。

マラソンの才能が無い事は自覚している。

才能の無い奴こそ、早々に諦めちゃいけない。
もっともっと粘らないと。

いや、才能がないからすぐに諦めちゃうのか。
 
 
***
 
 
板橋シティマラソンの前日。

ブログでこんな事を書いた。

12時30分。
明日の今頃は何してるだろうか。
恐らく走ってるだろう。
何キロ地点にいるのだろうか。
失速してるのだろうか。
40キロ地点のイースに座って空を見上げてるのか。

 
 
 
当日の40キロ地点手前。
時刻は12時40分頃。

イースに座り空を見上げる男がいた。
 
 

 
 
黄色のイースの番人(代理)も、まさかの奇襲に仕事そっちのけで大興奮。
 
 
腕組みしているおじさんは、この男をどう思ったのか。
隣のイースに座り目をそらす子どもは、こんな大人をどう思ったのか。
 
 
海は死にますか。
山は死にますか。

俺はどうですか。
空もそうですか。
 
 
 
なあ、お前。

見上げた空は眩しかったか。
 
 
***
 
 
今日も読んでいただき、ありがとうございます!
努力した者が全て報われるとは限らん。
しかし! 成功した者は皆すべからく努力しておる!


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